2017年 09月 07日
第二鱒幸庵、修復工事開始 |
我が心のふるさと、岩手県遠野に活動拠点を移すべく、空家物件等を探してきましたが・・・
しかし川は大増水。鱒幸庵の前の猿ヶ石川もこんな有様に。 川のほとりに住むってのが夢でしたが、こうなるとちょっと不安も・・・
前の住人の家財がほとんど残されたまま。家財を整理していると、住んでいた家族や家の歴史が見えてきて興味深いし、いろいろ推理するのが楽しくもある。 奥さんが料理店で働いていたそうで、台所の充実ぶりが半端無い。 汁椀が100個、小皿100枚、、、・・・充実しすぎでしょ(笑) 座敷わらしはまだ屋根裏に居そうなので、下駄は残しました。 富山の薬売りが来てたんだね~レトロな小物は残しておこう。 遠野ではそこここに石塔が立っている。疫病神が村へ入ってこないようにという魔除けなのか。 おなじみの宿、「わらべ」には3泊した。 第二の人生がうまくいくよう、お祈り。 今年初めて右隣に小さな社が有ることに気付いた。 合流点。水多すぎ。 田舎暮らしの必需品、草刈り機。 バイパス沿いには中東の宮殿みたいなスーパーもある。遠野の風景に馴染まない。 鱒幸庵の最寄りの商店はレトロで好ましい佇まいだなあ。どうかこのまま建て替えないでほしいなあ。 この日はFBにあちこちの夕焼け空がアップされてた。 古家の裏手は土台まで土に埋まって雨水が床下に流れ込み、家を傷める大きな要因になっていた。 kingFisherさんが遊びに来てくれた♪ 何かと気をかけてくれて心強いです。 座敷2間がシロアリに喰われて床が落ちていた。昔は岩手にいなかったという。 畳をどかすと昔の暮らしが見えてくる。 増築部分のトタン屋根からわずかに雨漏りしていたので補修。 床を作り直す。 畳を剥がしてみるともう一部屋もシロアリ被害あり。畳や床板も食われている。 娘が二人いたそうで、あちこち落書きが残る。見ていて楽しい。 2週間いたが、ほとんど車中泊。ずっと民宿だと破産しちゃうので(笑) 朝焼けのうろこ雲。 もう秋はすぐそこ。 業者に来てもらってシロアリ駆除。これで5年先まで安心。 庭にほおずきがあった。アケビ、フキ、ミョウガもある。落ち着いたら畑をやろう。 下流方向は開けていて眺めがいい。 家庭ごみ収集業者さんに来てもらって不用な家財などを処分。 ご近所の先輩移住者のお宅を訪問。 馬と山羊も飼っている。 すっきりした鱒幸庵内部。あとは床を張れば生活できそうだ♪ 家と土地が70万、シロアリ駆除、修理、ごみ処理その他で80万。
また遠野に行ってきました。
年券は200円です(笑)
着いた日の夜に大雨。各地の川が氾濫して大変でした。
翌朝には雨が上がり・・・
こったな日に川さ行ったらカッパさ引き込まれてしまうなも。
でも買いました。こんないい物件はなかなか無い。と思った。
築61年、40坪の古家に納屋付。敷地200坪。付録で1500坪の山林が付いている。
9.11の震災でも瓦1枚落ちなかったとのことで、造りはしっかりしているようだ。
山林はまだ現地を見ていないが、薪を調達できるし、木が育っていれば売れるかも。
先代は炭焼きをしていたようなので、炭焼き窯が残っているかもしれない♪
ここはホントに落ち着く♪
金精神社だあ。中にはすごいご神体がゴロゴロ・・・(笑)
それからチェーンソー、薪ストーブ、、、
建築当初の地面の高さ、基礎の石が出るところまで周りを掘り下げることにした。
手掘りで応急処置をしたが、ちょっと人力ではキツかった。近所のガス屋さんがボランティアで機械で掘ってくれるとの嬉しいお申し出。隣のFさんはじめ、周囲の方に親切にしていただいて、ホントありがたいです。
そうだ、以前に貰った岩手の河川図は居間に貼ろう♪
夕飯は焼肉を食べに街へ♪ 食肉センターが休みだったのが残念。
温暖化と共に害虫も北上している。
無傷の大引き2本残して全て撤去する。きれいな大引き何本かは他の修復に回す。
赤松や杉は無残に喰われてスカスカのウエハースみたいになってるが、主な構造材は栗やケヤキで被害は軽微だった。今時の住宅と比べてぜいたくな造りだ。この家を建てた人は林業をやっていて、材は山から切り出して使ったそうだ。
3つの部屋に堀こたつがあった。その部屋は当初、板の間だったようだ。
ふたつは使えるように残すことにする。
秋雨シーズン前に済んでよかった。
熟練の大工さんは手際がいいし何でもできてしまう。物を運ぶとかの単純労働は僕も手伝って費用の節約。
ここは大引きが一本だけアカマツで、そこがやられていた。元々1本だけ地面に直接立てた床束もスカスカで支えが無い状態。危なかったが他が全部栗材で食われずに済んだ。(クリは堅く、タンニンを多く含むのでシロアリがあまり食べないそうだ)
一番気持ちがほっこりしたのは
『〇月〇日、きょう、子うしがうまれました』というもの(^^)
納屋で牛も飼っていたんだね。
常連なので道の駅のおねえさんからはイワナのポイントも教わった♪
陸前高田の作業員さん宅は津波で流されたそうだ。
自然の力には勝てない。運命を受け入れて上手く自然とつきあっていくしかない。
4tトラック2台、ごみ収集車1台がいっぱいに。
田舎だからかもしれないが、前の住人は物を大事にして、なんでも取ってある感じだった。几帳面だったようで、きちんと整理されていたけど。
もったいない気もしたが、断捨離を敢行した。
70年前に大雨に流されて壊れた家を村人皆で高台に再建したものらしい。
萱葺きの本格的な古民家♪
鱒幸庵の古家も萱葺きの古民家を建て替えたというから、もしそのままだったらこんな感じだったかもしれない。
木製の薪で沸かす風呂、かまど、囲炉裏、昔ながらの暮らしを楽しんでおられる。
僕はここまでやる根性はないかなあ・・・
〆て150万・・・高いと見るか、安いと見るか?
僕は夢を買ったのだと考えている。
いい買い物をしたと思うが。いかがですか?
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by troutriver
| 2017-09-07 00:36
| 田舎暮らし