2018年 01月 18日
コルクの話 |
いつも竿袋を作ってもらっているミィさんにお礼のランチをごちそう。
どこぞの大企業みたいに下請けを締め付けてコストカットなんて考えると取引を断られてこちらが困るし、ご機嫌取りの接待は欠かせないのだ 😅
あ、袋物縫製や流木アートのご用命は 工房ミィ へどうぞ👍
今欲しい物は薪割りの斧です♪ 豆乳とごまのモンブラン。美味しかったよ~♪ 食事中、運転中、メール着信音がピロピロ。
画像のやつは5★ということになっているが、以前の4★に近いと思う。5★の中にもきれいな物からきたないものまでけっこうバラつきがある。
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どこぞの大企業みたいに下請けを締め付けてコストカットなんて考えると取引を断られてこちらが困るし、ご機嫌取りの接待は欠かせないのだ 😅
袋の制作費がいくらなのかは、企業秘密であるが、粘り強い交渉の末に妥結したことをご報告しておきます(笑)
あ、袋物縫製や流木アートのご用命は 工房ミィ へどうぞ👍
さて、ここは東松山のくらんぼんというカフェであるが、凝り性のご主人が廃材を集めてきてログハウス風の建物を作ってしまったそうである。1Fは手打ち蕎麦の店、2F3Fはカフェとなっている。
店内に我が憧れの薪ストーブがあったので、興味津々で見ているとご主人がカタログをくれた。
僕にはバーモントキャスティングなんて高級品は手が出ない。コメリあたりで値段が1/10くらいのMade in chinaを買うつもりだ。
ロッドのパーツなどを追加で方々に注文してあったのですが・・・
コルク在庫ありませんという返事。
鱒幸竿のグリップのコルクはポルトガル産の最高級FIVE STAR(5A)グレードを使用しているのだが、、、
近年、世界的に高品質なコルクが品薄になっており、全体的に品質も低下。いいコルクは入手困難になっているようだ。(同じグレードでも質が年々下がっているらしい)
最上級のグレードがファイブスターと呼ばれる物でコルク生産量全体の5%しかないが、これがどこも品切れになっている。価格も高騰。(現在ロッド1本分で6~8000円くらい)
画像のやつは5★ということになっているが、以前の4★に近いと思う。5★の中にもきれいな物からきたないものまでけっこうバラつきがある。
コルクのグレードというのは簡単に言えば、穴の開き具合とかスの入り具合なんかの見ためを人の目で見て選別していて、★やAの数が多いほどエライと思えばいい。Aの段階の下にはBもある。しかし業者によって呼び方、別け方もバラバラ。そのほかに漂白と無漂白の区別もある。
マスプロメーカーのカーボンロッドはたぶん値段によって3A~Bあたりを使い分けているが、新品はパテできれいに表面をお化粧されていて安物でも見た目がすごくきれいだ。でもしばらく使ううちにボロが出てくる。僕は大きな穴だけコルク片を接着して埋めるようにして、ファンデーションは付けてない。すっぴん美人の方がホンモノっぽいからである(笑)
最近のメーカー品はラバーコルクみたいな人造品を積極的に使ったりしているが、あれはコストダウンの事情が大きいんじゃないかと思っている(笑)
僕は今のところ受注済分+10本分くらい材料を確保しているが、手持ちが無くなればグレードを下げざるを得ないと思う。次にいつポルトガルから入るかすらわからないというし、入荷しても値上げは必至となると、5ツ星を使い続けるのはちょっと無理・・・。
たぶん来年以降作る分はロッドの価格を上げないため、4STAR(FLOR)グレードを標準として使って、5STARは特注扱いになると思う。(それも手に入ればの話だけど)
なお、これまで自分用や試作の竿には安いコルクを使ってきたから、ブログやHP内の竿画像の中には見栄えが今イチな物が多いと思います・・・ これからも自分用は安物しか使えないだろうなあ。オレ貧乏性だから(>_<)
グリップは釣り人と竿の唯一の接点なわけですから、なるべく握り心地やクオリティーを大切にしたいとの思いで、売り物にはちょっと無理してでもいい材料を使いたいです。
将来もずっと、質の良いコルクが手に入るといいなあ・・・
ぽちっとしてね(^^)
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by troutriver
| 2018-01-18 01:42
| making of 鱒幸竿