2017年 03月 07日
お伊勢参り |
パワースポット大好き女子、ミィさんのお供をして、日本の神社の頂点、伊勢神宮へ行ってきました。
駅ビル地下にFoxfireの店があったので寄り道してみたら、店長さんが以前に佐野アウトレット店にいた人でした。ミィさん、記憶力いいなあ。フライをやる女性どうしということで印象に残っていたんでしょうね。思わぬ再会を喜んでいた2人でした。
これが君が代の歌詞に出てくる『さざれ石』だそうで。やっとどんなもんかわかりました w 伊勢の家々ではしめ飾りを一年中飾ってあるのですが、ちゃんといわれがあるのです。 山の上に安土城が出現!なんかとっても違和感が・・・w 宿がある二見ヶ浦へ。 日曜日。 3月ではかなりずれた所から日が昇ったけれど、神々しい眺めでした。 鳥羽でちょっと観光。 サザエ、アワビ、カキ、イセエビ、海女小屋風食堂が並んでいたが、特別貝が好きってわけでもないし高そうなので入りそびれてしまった。
中は撮影禁止。畏れ多いので見てはならんということらしい。 巨木がいっぱい。 いたるところにパワースポットが。。。 伊勢市のマンホールはこんなデザイン。 別宮は、、、 穀倉の形=すなわち稲作こそ日本の原点だということがわかる。
全国各地の神社仏閣と比べたらシンプルで飾り気がない。装飾とか絢爛豪華とは無縁。
昼間はすごい人通りだったが、日暮れの時間にはこのとおり、静かでいいですよ。 「すし久」でご当地メニューの手ごね寿司を。 元は漁師めしだったらしい。シンプルに鰹のヅケが乗っているだけですが、けっこううまかったです。 2次会は地ビールと牡蠣料理の店。
月曜日。
五十鈴川を渡る。 いすゞ自動車の「いすゞ」はここから名を取ったのだそうです。 五十鈴川で身を清め(ガンジス川と違って水がきれいで、ここなら沐浴してもいいかと思うけどw…実際は手水舎と同じことをするだけです) 巨木の森の参道を進みます。幹周10mくらいありそうな巨樹が方々にあります。 正宮正面に到着。 内宮の中や外にもたくさんの別宮があります。 太陽、月、海、風、土、水、火、食べ物、お酒、山、滝、、、
松阪牛ではありませんが、とっても美味しかった和牛の牛丼♪ そのほかいろいろ食べて、、、 伊勢の地へ天照大神をお連れした倭姫命も神様に昇格しました。 もうなにも入らないと思ったけど、夜になればお腹が空き・・・w
お伊勢参りとは、古代の人々がそうであったように、やおよろずの神々、すなわち自分を生かしてくれているありとあらゆる身の回りのものに感謝し祈りを捧げる事を思い出させてくれると同時に、古事記や日本書紀といった神話の時代から続くこの国の歴史というか人々の精神の根底に脈々と流れるものを学ぶ旅でもありました。(神話が実際にあった事かどうかなんてことはこの際、あまり重要ではないと思う。)
事前にガイド本、ネット、総動員して? 予習、お勉強もしましたよ(^^;)
どれどれ、、、
”伊勢神宮は日本人の心のふるさとといわれ、「お伊勢さん」「大神宮さま」とも呼ばれ、親しまれています。
正式名称は「神宮」といい、2000年ほど前に当地に鎮座され、皇室の御祖神をお祭りする神社として、また日本人の総氏神的な存在として、全国から深い崇敬を集めています。
神宮には宇治の五十鈴の川上にある皇大神宮(内宮)と山田原にある豊受大神宮(外宮)の両大神宮を中心にして、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。「神宮」はこれら4市2郡にわたって鎮座する125の宮社の総称でもあります。
神宮では年に1500以上のお祭りや行事が行われていますが、中でも20年に一度、お宮を新たに建て替え、御装束神宝もすべて新調して神様にお遷り願う、式年遷宮という多に類を見ない壮大なお祭りが有名です。
神宮のお宮は唯一神明造という建築様式で、萱葺き屋根に素木の柱という簡素な姿は古代の穀倉の形を留めており、日本の美意識の原型といわれています。
お宮の建つ神域は、緑豊かな天然林の山々(宮域林)を背後に持ち、清らかな水に恵まれ、太古さながらの大自然を守る努力がなされています。
伊勢市内の神宮の敷地は市の面積の1/4に及び・・・”
ふう、疲れた。
僕はてっきり伊勢神宮っていう神社が一つ建ってるだけだと思ってましたよ。
八百万(やおよろず)の神々を治める天照大神が、大昔、この土地をたいへん気に入って、ここへ落ち着いて以来、沢山の神様が祀られるようになって、営々と歴史が続いているということのようです。
合ってるかな?
土曜日。
新幹線で名古屋へ。
お昼はきしめん、と決めていたので 駅地下のうどん屋へ w
ういろうをこよなく愛するワタクシは青柳ういろうの店を見つけてオヤツ購入♪
ミイさんは旅が終わるまでかたくなに食べる事を拒んでいたが、なんでこんなうみゃぁーもんを食わんの?どえりゃーうみゃーがや♪
(ワタクシかつて3年ばかり名古屋に住んでたもので)
JR参宮線で伊勢市へ。
『参宮』かあ。神宮参拝ってのは国民的重大行事だったのね。
ちなみに国道1号線は作られた当初は日本橋~伊勢神宮前までだったらしいです。
最初に行くのは猿田彦神社。
お伊勢参りでは参拝するお宮の順序が決まっているのです。
事前学習しておいてよかったなあ。
猿田彦大神はみちひらきの神様。というこで、道案内をしてくれるからだそうです。
そのほか境内には芸能の神様、佐瑠女神社もあります。
天照大神を祭る場所を探して巡った倭姫命が、あまりによい景色なので二度見たからその名が付いたんだそうです。
昔、神宮参拝者はここの海で禊(みそぎ)をして身を清めたらしい。
早起きして、二見興玉神社へ。
ここの夫婦岩は鳥居で、沖合700mにご神体のナントカ岩が沈んでいるらしい。
夏至には岩の間から日が昇る。
遊覧船で島へ渡り、イルカショーを見たり。
ナイスバディなあまちゃん見っけ♪
外宮で奉納市ってのをやっていて、おいしそうなものがたくさん出店してるので、そちらにひかれたってのもありました。
伊勢うどん、ナントカもち、サンマ寿司、伊勢いちご、タルト、中華、、、
スタンプラリーのために?がんばって食べましたwww
外宮は豊受大神が祭神で食べ物の女神様です。
正宮は公な感謝を述べる所。個人的なお願い事は別宮で、ということになっているそうです。
こちらはナントカ石。
手をかざすと温かく感じるらしい。
気のせいか本当に・・・?
山頂に鎮座するもの、建売住宅みたいに並んでいるもの、様々だが、みな全く同じような簡素なデザイン。 しかしよく見ると、祭神の格によって微妙に大きさが違う。
いずれも20年に一度、式年遷宮で建て替えられる。
しかし、おごそかで美しく、周囲の自然と調和している。
ココで僕はアノ安土城を思い出していたwww
美しさとは飾りたてることではないのだ、と気付かされる。
自分が作る物もこんな日本的美意識に基づいた美しさを目指したいと思う。
引き算の美学と言ったらいいだろうか。
さて、、、月夜見宮(天照の弟を祭る)などの外の別宮や小さな摂社なども行ける所は片っ端からお参りしてから、おはらい町のお宿「五十鈴」へ。
若いあるじSさんががんばっている素泊まりオンリーの民宿。清潔でお手頃価格、立地は最高。お伊勢参りに行かれる方にはおススメです。
Sさんから食事処を教わり、ぶらぶらと。
赤福本店は明日、内宮の参拝が終わってから♪
江戸時代は料理旅館だったらしい。
カキフライがうまい♪
ここで満腹になり、3次会は断念しました。
月曜日。
6時に宿を出て内宮へ。
早朝参拝は人が少なくて静かで清々しい。おすすめです。
神宮は5時から開いてます。
小雨がぽつぽつ降っているけど、空気がしっとりしてマイナスイオンたっぷり?で、いい気が満ちているようです♪
花粉症のミィさんも「今日はいい空気が吸える♪」とマスク外してました。
何千年と変わらない太古の森からは神秘的な力を感じてしまいます。
大昔の人が樹や岩に神様がいると信じたのもよくわかります。
撮影は石段下までしかできません。
神殿は高い板垣に囲まれ、正面には3重の門。一般参拝者は一番外の門からお参りです。
内宮の正宮も個人的なお願い事とかはせず、国家安泰とか平和とか人々の暮らしの平安とかの公な事を感謝する所だそうです。
天照大神様へのお願い事はこちらの荒祭宮で。
格の高い神様の場合、エネルギーに満ちた荒ぶる魂をお祭りするお宮がそれぞれにあるのです。
こちらは風日祈宮(風の神様)
蒙古襲来のおり、神風を吹かせて日本を救ったという功績でここに祭られるようになったそうです。神様も出世するんですねw
あらゆるものに人知を超えた力が宿っていて(=神様)
すべてのものに感謝して生きましょう。
というのが日本に古代から続く精神なんですね。
お楽しみはまだまだ♪
赤福餅、作りたてはまた一味ちがいます♪
もう入りません。
これで今シーズンも釣果はバッチリ!?
お伊勢参りとは、古代の人々がそうであったように、やおよろずの神々、すなわち自分を生かしてくれているありとあらゆる身の回りのものに感謝し祈りを捧げる事を思い出させてくれると同時に、古事記や日本書紀といった神話の時代から続くこの国の歴史というか人々の精神の根底に脈々と流れるものを学ぶ旅でもありました。(神話が実際にあった事かどうかなんてことはこの際、あまり重要ではないと思う。)
『日本人のこころのふるさと』
いいキャッチフレーズですねえ。
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by troutriver
| 2017-03-07 22:38
| 旅