2016年 08月 27日
おたすけ沢 |
そこで釣りをしていると、川上から生暖かい風に乗って「た・す・け・て・・・」という不気味な声が聴こえてくると噂されている。いつしか釣り人から「お助け沢」と呼ばれて恐れられ、今では誰も近寄らなくなったという・・・
8/25 もしかしたら怪談のおかげで釣り人が来ないので、尺イワナがウヨウヨのパラダイスになってるんでないかい?
と、怖いもの見たさも手伝って、釣友komさんとわたくしは真相を確かめるべく、某沢へ向かったのであった。
じつの所、目当ての渓や第二候補は先客がいて、他に選択肢が無かったのである・・・
台風後、雨が続いて、何処も水量が1.5~2倍になっていた。普段水の少ない某沢ならむしろ岩魚の活性も上がるのではないか、との読みもあった。
朝のうち小雨がぱらつき、雲に覆われた空は薄暗い。湿気が多いのか、山の斜面からは湯気の様な水蒸気が立ち昇っていた。
もうちょっと時間をおいてから入ろう、とkomさんと話し、のろのろと支度をする。正直なところもっと陽が射して明るくなってほしかったのだ。
いまひとつ気が進まない我々の気持ちとは裏腹に、少しづつ雲の切れ間から青空がのぞいてきた。
こうなったら仕方ない。さあ、行こうじゃないか。
樹林の中の長く薄暗い山道を延々と登り、入渓点に下りた。
フライを流すとすぐに岩魚の反応があった。
どうぞどうぞ、とお互いに先を譲り合う釣友二人(笑)
岩魚の反応はポイント毎にあった。
しかし、かなりナーバスだ。すぐに走られてしまうし、フライを鼻でつっつくだけでくわえてくれない。
それでもティペットを5→6xに、フライを小さく繊細なものに変えると反応がはっきり変わった。
誰も入らないと思ったが案外、我々のような思惑のフライマンが沢山入渓しているのだろうか?
それとも時期的なものなのだろうか?
水量はけっこう増えているのだろうが、岩魚の活性が上がったようには見えなかった。
岩魚たちはいったい何に怯えているというのか・・・
サイズ的には満足いかなかったが、今日はよく釣れた方かもしれない。
突然、ふわ~っと上流の方から生暖かい風が流れて来た・・・(冷汗)
釣りに集中しているらしいkomさんは気付いていないに違いない。
わたくしは緊張して何かの気配に全神経を集中させようと試みた。
しかし、霊感の鈍いわたくしには沢音がうるさすぎたせいか、何も聴こえなかった・・・
帰り道、サルナシの実が沢山生っていた。
まだ酸っぱかった。
目当ての渓に先行者がいた時逃げ場となる沢を、「お助け沢」と呼ぼうと勝手に決めたワタクシであった。
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8/25 もしかしたら怪談のおかげで釣り人が来ないので、尺イワナがウヨウヨのパラダイスになってるんでないかい?
と、怖いもの見たさも手伝って、釣友komさんとわたくしは真相を確かめるべく、某沢へ向かったのであった。
じつの所、目当ての渓や第二候補は先客がいて、他に選択肢が無かったのである・・・
台風後、雨が続いて、何処も水量が1.5~2倍になっていた。普段水の少ない某沢ならむしろ岩魚の活性も上がるのではないか、との読みもあった。
朝のうち小雨がぱらつき、雲に覆われた空は薄暗い。湿気が多いのか、山の斜面からは湯気の様な水蒸気が立ち昇っていた。
もうちょっと時間をおいてから入ろう、とkomさんと話し、のろのろと支度をする。正直なところもっと陽が射して明るくなってほしかったのだ。
いまひとつ気が進まない我々の気持ちとは裏腹に、少しづつ雲の切れ間から青空がのぞいてきた。
こうなったら仕方ない。さあ、行こうじゃないか。
樹林の中の長く薄暗い山道を延々と登り、入渓点に下りた。
フライを流すとすぐに岩魚の反応があった。
どうぞどうぞ、とお互いに先を譲り合う釣友二人(笑)
岩魚の反応はポイント毎にあった。
しかし、かなりナーバスだ。すぐに走られてしまうし、フライを鼻でつっつくだけでくわえてくれない。
それでもティペットを5→6xに、フライを小さく繊細なものに変えると反応がはっきり変わった。
誰も入らないと思ったが案外、我々のような思惑のフライマンが沢山入渓しているのだろうか?
それとも時期的なものなのだろうか?
水量はけっこう増えているのだろうが、岩魚の活性が上がったようには見えなかった。
岩魚たちはいったい何に怯えているというのか・・・
サイズ的には満足いかなかったが、今日はよく釣れた方かもしれない。
突然、ふわ~っと上流の方から生暖かい風が流れて来た・・・(冷汗)
釣りに集中しているらしいkomさんは気付いていないに違いない。
わたくしは緊張して何かの気配に全神経を集中させようと試みた。
しかし、霊感の鈍いわたくしには沢音がうるさすぎたせいか、何も聴こえなかった・・・
帰り道、サルナシの実が沢山生っていた。
まだ酸っぱかった。
目当ての渓に先行者がいた時逃げ場となる沢を、「お助け沢」と呼ぼうと勝手に決めたワタクシであった。
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by troutriver
| 2016-08-27 23:41
| 岩魚の川